top of page

ワイマラナー情報

 

特徴と外観

ワイマラナーは、素晴らしいスピードと忍耐力を持った狩猟犬として作出されました。並外れたスタミナや機敏さ、優雅な身のこなし、強い警戒心、また、飼い主に忠実で友好的、非常に知的かつ繊細で自己解決能力に優れた犬種でもあります。

どこか貴族を思わせる威厳ある容貌と優しい雰囲気を併せ持ち、アメリカでは『灰色の精霊』などと呼ばれ人気犬種の一つです。

 

目の色 : 鮮やかなブルーアイですが、生後2ヶ月頃より徐々に薄くなり琥珀色に変わります。

毛色 : シルバー、ノロジカ色、マウス・グレーがあります。胸や指趾にある小さいホワイトの斑は許容されていますが、ブラウンのマーキングは認められていません。

被毛の特徴 : とても艶やかな短毛です。

サイズ : (JKC参照です)

体高 牡:59~70cm(理想体高62~67cm) 牝:57~65cm(理想体高59~63cm)

体重 牡:約30~40kg 牝:約25~35kg

 

 

歴史

ドイツ原産であるワイマラナーは、鹿や熊などを含めどんな大きさの野生動物でも狩ることができる万能なガンドッグを目指して19世紀に懸命な努力を重ねながら改良されました。

ワイマール王朝によってこの改良が支えられたこともあり、当時ワイマール・ポインターという名で知られていました。

起源については様々な説がありますが、祖先犬はブラッドハウンドの他、レッド・シュバイスフントや初期のポインティング犬種などと言われています。

 

ワイマラナーは、『ドイツ・ワイマラナー・クラブ』によって非常に厳しく監督され会員以外には決してこの犬種を手に入れる事ができず、クラブ会員になる際もその条件が厳しく制限されていました。

そのため、当時は門外不出の犬と言われていましたが、現在では世界中で伴侶犬・家庭犬・愛玩犬として人々に愛されています。

 

 

性格

ワイマラナーは、大胆でとても活動的です。だからと言って攻撃的ではなく飼い主には従順で献身的に接してくれます。ただ、自由に駆け回ることが大好きなため、どこかに閉じ込められたりするとストレスが溜り破壊的な行動に出てしまいます。また、頑固な一面も持っています。

しかし、基本的には利口な犬なので、しつけは入りやすくアウトドア派の方や運動好きの方にピッタリな犬種です。

 

 

飼育・管理

精力的に運動させることが必要です。これは、長時間の散歩やジョギングをしていれば事足りると言う意味ではありません。ワイマラナーは、頭を使うゲームや一緒に遊んだりすることを好みますので、運動時間や距離の長さよりも犬自身の満足度が大切だと考えています。また、幼年期はアスファルトなどの硬い地面や自転車引きなど激しい運動は関節を痛める場合がありますので避けられた方が無難です。

 

テンションが高く敏感なところがあるため、特に幼年期の間は、一貫性のある毅然とした、ただし優しく丁寧なしつけを心がける忍耐力が必要です。ワイマラナーに限らず全ての犬種に言えることですが、しつけられていない未熟な若犬が1頭で放っておかれると、自らの欲求のまま家具などをぼろぼろにしてしまうこともあります。問題行動は、不十分な運動・しつけ・愛情不足や孤独が原因だとお考え下さい。

 

ワイマラナーの飼育環境は、室内が適しています。

なぜなら、ある程度の暑さなら比較的順応できますが、日本のような高温多湿の夏は苦手で、特に寒さには大変弱いです。また、飼い主の傍にいることで安心感や喜びを感じる犬種ですので、当犬舎では必ず室内で飼育していただくようお願いしております。

他に、室内外を問わず自由に動けるスペースも確保してあげる必要があります。

 

ワイマラナーも換毛期はありますが、量は少なめで洋服に付いても掃えば落ちる毛質です。被毛の手入れは、蒸しタオルで良く拭き皮膚の保護スプレーの後、全身をマッサージをしてあげて下さい。強いブラッシングはかえって皮膚を傷めてしまいますし、皮膚の油分を保つためにもシャンプーは月に1回程度でかまいません。

 

 

健康面

特に気を付けたい病気 : 胃捻転

気を付けたい病気 : 脂肪腫、ハイグローマ、睫毛内反症、分離不安症

寿 命 : 10~13歳

bottom of page